2011
スポーツニッポン1230
- 2011-12-31 (土)
- 浜辺の伝言
昨日12月30日のスポニチに書いた文が、出来はともかくわりと自分で好きな感じだったので、
たまにはtwitterで宣伝してもいいかなと思っていたのですが
きれいさっぱり忘れておりました。
ああ。
なので、年の瀬のどさくさに紛れてここに置いておきます。
バスルーム
- 2011-12-30 (金)
- 人魚のすみか
クリスマスにお客さんから、バスオイルのギフトをもらった。
特別なイベントごとでなくても、プレゼントに入浴剤をもらうことが多い。
女の子への贈り物、という感じがするし、使ってなくなるものをと思ってくれるのだろう。でも普段あまりお風呂まわりにこだわりのなさそうな(タワーマンションに最新の家電と住んでいて、お風呂ものはコンビニで買える商品ばかり)人が、どこでもは売っていないとても凝ったセレクトのものをくれて、不思議に思ってそっときいてみたことがある。
そうしたら「シーナちゃんお風呂が好きそうだから、デパートで店員さんに入浴剤の高くていいやつくださいってきいたらこれが出てきた。」という返事がかえってきた。 風呂場で長いこと遊ぶから、お風呂好きのイメージなんだよね、と。
そうでございましたか。そのときはとてもうれしかった。
空から甘い実が落ちてくる
- 2011-10-09 (日)
- 砂のノート
朝まで働いてくたくたになり、ベッドの中で最近好きなアプリ(みつばちになり花から花へハチミツを集め飛ぶという、運動神経をまったく問われない点がわたしに向いているグラフィックの美しいゲーム)をちょっと遊んで、眠った。
お昼ちょっと過ぎに目を覚まして、サイドテーブルのiPhoneを引き寄せてtwitterをぼんやりと見ていたら、そこに「ありがとう」という文字があった。いくつもいくつも、次々に。それで、ああ、その時がもう来たんだ、そういうことなんだ、と知ったので、公式サイトを開く前にじゅうぶん心の準備ができた。
わたしが初めてAppleの製品を見たのは近所に住んでいたお兄ちゃんの家でだと思う。パソコンというものは物々しくてかわいくないけどリンゴのマークはかわいい、と思った。高校生でG4を使うようになり、Mac OSは自分の性に合っているのかもと感じた。それからはずっとMacやiPod、iPhoneと一緒にいる。
だから、いろいろ素敵なものをありがとう、という気持ちももちろんあるし、あの気性の激しさとあどけなさや繊細さが同居したセクシーをとても魅力的だと感じてもいたんだけど。
わたしはスティーブ・ジョブズという人に、それとまたちょっと違う形の思い入れも、まったく勝手に持っていた。
似たような病気を持っている、という理由で。
伊藤くんのこと
- 2011-09-20 (火)
- 砂のノート
twitterで、なにか穏やかで優しい話をしたくなって、だらだらと書いた 。
いろんな人に好きと言ってもらえたので、ここにとっておきます。
伊藤博文くんの話してもいい? #
きのう夢に伊藤博文くんが出てきた。2年間同じクラスだった。伊藤くんはとにかく勉強が出来て、外見もそれっぽくやせ型で黒縁のメガネ、運動はあまり得意じゃないし大声では笑わないし女子には近寄らないという、絵に描いた優等生だった。 #
名前が総理大臣なことは、誰も大っぴらにはからかわないけど「……ねぇ?(笑)」という感じで。ちょっと気を遣わないタイプの先生は「お前すごい名前だな!ちゃんと勉強せんと恥だぞガハハ」なんて笑ったりしてた。最初の自己紹介の時に、ちょっと嫌そうに小さな声で名乗った顔を覚えている。 #
伊藤くんはクラスの「地味め・高偏差値・インドア」なグループの男子とあっさり仲良くしていて、わたしはなんというかちょっとキャピッとした位置にいたので接点はそうなかった。でもあるとき、話がまどろっこしく分からないと評判の先生の授業の後に、ふと広げっぱなしの彼のノートを見てしまった。 #
ノートの隅っこに書かれた「正」の字は、まぎれもなく先生が「要するに」と言った回数だった。すぐにピンときたのは、わたしも同じことをしてたから(ひとっつも要されてないんだよ!)。「今日は××回だったね」とこっそり話しかけて、それからわたしたちはちょっと仲良くなった。 #
ある時、ジェンダーフリーの授業というものがあった。学校のカリキュラムだったのか、当時の担任の考えで設けられたものだったかは分からない。男らしさ女らしさって何?男女平等って本当はどういうこと?みたいな議題で、自由に意見を交わす授業だった。 #
(ちょうどその頃「男女混合名簿」が議論されていて、わたしたちのクラスは試験的に一学期だけ導入されてみたりでちょっと翻弄されていた。でも男女の間にあまり壁のない、男子と女子という分かれ方で対立したこともないクラスだった。) #
担任教師は、なぜ会社員に男性が多いかから考えてみようか、と言った。女性は途中でやめるから?いや、そもそも就職の時点で男子の数が多い?大学に進む人の比率は?と話が進み、誰かが「男子の方が成績がいいからかなー」と言った。そこで担任は「伊藤、どう思う」と意見を求めた。 #
伊藤くんはそういう場面でどんどん意見を言うタイプではなくて、そのときもだいぶ時間を置いてから話し始めた。そして、仮説はいろいろ立ててみても結局はよく分かっていないんです、僕はそういうことを真剣に考えたことがない、というようなことを話したあとで、うんと間を置いた。 #
だいぶ時間が過ぎた。終わりなの?とみんなが思った頃伊藤くんは「ただ僕は、自分よりも椎名さんの方がずっと頭がいいと思ってます」と言った。とにかく驚いた。「だけど、だから働くべきとかは言いたくなく…」とかいろいろごにょごにょ言い、そのうちに下を向いて座った。担任がただ微笑んでいた。 #
そのあとしばらく伊藤くんはわたしと目を合わせてくれなかった。あんまり話もしてくれなかった。女子の間で「伊藤くんって話したらいい人なのかも」「かわいいとこあるかも」の声が出たことが恥ずかしかったんだと思う。そして「ていうかユリちゃんのこと好きなんじゃないの」の声も。 #
ここで書けるのはこのくらいかなあ……。 #
名前についてはだいぶ打ち解けてから「あのねえ、いくらうちが伊藤だからって、やっちゃうことはないだろうって言いたいよね親に!」「……でも、ちょっと後悔してる気配もあるからまあ許すしかないかな」と困ったような笑顔で話してた。それが本当にとてもかわいかった。 #
twitterに書いたのはここまで。
全文を読むBAD girl and BAD disease
- 2011-09-08 (木)
- 泳ぐひとへ
それは昨日のこと。twitterをみていて、暗澹たる気持ちになってしまった。
やりきれなくて、それをtwitterで告白した。
これについていろいろ考えていて、暗澹たる気持ちになってしまった。
http://t.co/1zdP3YY #
リンク先にあるのは、ポケットティッシュのような見た目をした紙だ。尿をつけて色の変化を見ると、尿のpH(酸性とかアルカリ性とか)がわかるのだという。それが何の役に立つかというと、性病の早期発見ができる、らしい。ヤバい菌がいるとアルカリ性になり、中性ならセーフ……そういうことらしい。
いいえそんなわけはない。STDにかかった人は全員おしっこがアルカリ性になるだなんて!ばかげているにもほどがある。
(STDの検査を受けたことのない人は、わたしのうろたえる理由がよくわからないかもしれない。少なくともこれまでにわたしがクラミジアなどの検査を受けた医院・病院(思い出せる範囲で8軒ある)で、尿のpH検査を行ったことは一度もない。綿棒のようなものを使って膣内の分泌物を採取するか、あるいは採血するか、そのどちらかだ。)
だけど商品の説明だけを読むと、まるですばらしいもののようにみえた。病院に行って名前や顔を出すこともなく、自宅で手軽にチェックできて、使い終わったものはお手洗いに流すことができて、そして何よりもとても安価で。いいことづくめだ。
でもそれは、当たり前だけど「信頼に足りるデータが得られるならば」のお話。そうでなければ何の役にも立たない。立たないどころか、もっといやなことが起こってしまう。
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