blog: 甘い手であそぶ人魚

食材ブレイク保険

どこ行っちゃったんだろう。全然ないの。
バナナ。
「本日バナナは終了いたしました」って、そんな貼り紙生まれて初めて見たわ。
バナナダイエットのこと知らなかったら、さぞびっくりしたでしょうにゃ。
わたしはどちらかというとやせていて、ダイエットしたいと思ったことがあまりないようなタイプだから、正直、俺たちのバナナを連れて行かないでくれ、どうせちやほやするのは今だけなんだろ、あんたたち都会の人間は飽きたら捨てるに決まってる(妹をスカウトしに来た芸能事務所の人に怒鳴る兄、じゃないかと思います)……みたいなさ。
保険とかあったらいい。毎日たべたいような大好物が、もしダイエット食として(あるいは血液サラサラ、あるいは劇的美白、はたまたハゲ防止)ブレイクしちゃって手に入れにくくなっちゃった場合、掛け金に応じて最低限保障してもらえる、そういうの。
もしあったら、トマトジュースときゅうりは絶対入るね。あとじゃがいも。
バナナたべたいなー。
夜中のコンビニとかだと見るんだけど、高いんだよね。
わたしにこんな淋しい思いさせたんだから、ちゃんとやせてよね!世間のみんな!!だからってヤセたところで大して人生変わらないけどね!!(こんなことを女子の集まりで発言したらブーイングで窒息死する)

ローションのうわさ

ずっと前から気になっていること。
1)「ローションは毛穴に詰まる」は、本当なのかどうか。
そして、
2)「ローションは膣内に残る」は、本当なのかどうか(こっちのほうがよりおそろしいよね)。
女の子と話をすると、そうそう、そういう風に言うよね! とはみんな共通の認識があるんだけど、でも、本当はどうなのかわからない、もしかしたらただのウワサなの? というのもみんな一緒。
教えて!google先生! と思って「ローション 毛穴 詰まる」で検索すると、続々と出てくるのは思ったとおり小鼻の毛穴ケア商品についての情報なのでした(あと抜け毛の話と)。
思春期の乙女たちよ、決して爪で押し出すべからず。

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いつか王子様が

そのお客さんはかっこよかった。
そして「何もしなくていいよ」と言って、ソファーに座っていた。


お話するだけでいいんだ、と本心から言っている指名の常連客なら、そういう時は無理にサービスはしないことにしている。それで同じ時給を手に入れることはちょっとだけ申し訳なくもあるけれど、初めからそれを求めて足を運んだ人が、そのことで十分に癒されてくれるのならば、たとえばいくつかの身の上話を真剣に聞くことがその時の最良のサービスなんだろう、と思うから。
(たまーに「僕らはそんなんじゃないんだ!!純愛なんだ!!」という思いのもとに肉体的サービスを要求しない人もいます。おそろしいことです。)


でも、初対面で「何もしなくていいよ」のお客さんは、とても困る。


ただ裸で立っていてくれればいい、それを眺めながら一人で興奮するのがいいから……というような趣味が暴露されて一件落着することも、たまにある。
そういう事情があるんなら、なるほどと思ってご希望通りお仕事するのだけれど、しかしそんな訳でもないのにサービスを辞退されると、
「もしかしてこの人、わたしのルックスに驚愕、そして失望中なんじゃ」「あの写真はサギだ、俺いくらなんでもコイツじゃ無理だ、とか思われてるんじゃ」
……としか考えられない。今ちょっと想像しただけでたっぷり落ち込める。自分の容姿に自信なんて、そうそう持てるものじゃない。

そして、そのお客さんはかっこよかった。
まだ風俗デビューして半年も経っていなかったわたしは、ちょっと身構えたくらい。
テレビの中の人で言ったら、安藤政信という俳優さんに似ていた。


「あのさ、別になんにもしなくていいよ。先輩に連れてこられちゃったんだけどさ、俺こういうの苦手で。」
そんなふうに言って黒いカバンをそっと床に置き、ネクタイだけゆるめた。
そっけなかった。お酒の匂いがした。


あっ、ええと、そうですか…と言いながら、ひどく戸惑った。
コースは90分。「別になんにもしない」で過ごすには長すぎる。
「あの、じゃあ……どうしたら、いいですか?」
その人は、本当に何もしてくれなくていいから、気を遣わないで、と言った。
「つきあってるひととか、いるんですか」
そういうんじゃないよ、と答えた。わたしの方を見ることはなかった。
スーツのポケットからタバコを取り出して、ふぅ、と煙をはき出した。


――どうして? なにもしなくていいって言ってるんだから、ラッキー、ってなものでしょ? なんでそう思わないの?
今度は逆に、そう聞かれてしまった。


もう限界だった。
「あの、ごめんなさい。わたし、かわいくなくて。すみません。」
口に出すと一気に申し訳なさが増した。この小部屋から逃げ出したい、でもできない、いっそ帰ってくれたら、とまで思った。そしたらその人はびっくりしたようにこっちを向いた。


「ごめん、そういうんじゃないんだよ、あの、キミが悪いんじゃ全然ないの、えーと、ね、ごめんね、でもダメなんだよ、俺さ、つまり、んー……勃たないのね。何しても。ずっとそうなの、そーゆー人なの。でもほら、そんなこと人には言えないからさ、だから、来ちゃったんだけど」


そうだったんだ、という気持ちと、ああ彼は若いけれどなにか身体に事情があるのだ、そんなことを言わせてしまってどうしよう、ごめんなさい、という気持ちが混ざって変な表情になったと思う。彼はタバコをていねいに消してから続けた。
「……まあ、気持ち悪い話だとは思うんだけど。僕、女の子はダメなのよ。ゲイなわけ。」
ちょっとだけ笑うような顔をして、「いや、言うつもりなかったんだけど。おかしいな。酔ってるのかな、僕さ、うー、ああもう全然ダメだな。普段は『俺』って言うようにしてんだけどね。…そう、そうなの。そうなんだよ。気持ち悪いでしょ?」

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話しかけると「キュルン」って言う

どこ行こうかなさむい!さむい!さむい!
今は8月じゃないのか!!!!
なので毛布に包まってドラクエ5ばかりやっています。
DSの。
まほうのじゅうたんにのってはしゃぐメタルスライムちゃん。なんてかわいいのでしょう。。
初めてお会いしたときはHPが3しかなくて愕然としたものです。ちょっとそこらへんの石ころにつまずいただけで死んでしまうのではないかと。ちょっと蚊に刺されたり、静電気でビリッとなったり、思っていたよりお風呂のお湯が熱かったりしたらもうカンオケになってしまうのではないかと。そのくらいじゃないか? 3、て。
しかしだいじょうぶでした。攻撃されてもめったに当たらないメタルの体のおかげで、馬車の外にいてもちょっとやそっとではダメージを受けないのです、たまにやべえ当たったと思っても「1」だし。
すくすくと成長していまではHPも120までおおきくなりました。
毒の沼地にうっかり立ち入って瞬時にカンオケにしてしまった過去も許してくれてると思うの。

風俗嬢と愛妻家 (2) お別れのキス

そのお客さんは、遊び方が下手だった。
無粋な客、ということではなく、ああ、慣れていないのだなとよくわかる人だった。
だって、せっかくホテルの白くて大きなバスタブにバラの香りの泡風呂作って、ちょうどいい感じにエッチなムードで体を寄せ合ってる最中に、「誰かと一緒に風呂入るなんて久しぶりだなあ」って言うから、あら、そうなの? と肩にお湯をサポン、とかけてあげたらば、
「……子どもが小さいうちに、もっといっぱい風呂入っとけばよかったなあ」なんて言うんだもの。
そして(やばい、変なこと言っちゃった、俺バカだわ……)
と、みずからテンションを下げてひとりでがっくり来ていたのだ。
そりゃあ娘さんの顔が浮かんだらそういう気持ちはなえちゃうに決まってる。
もちろん下半身も。

けれどその場はすっかり「お父さんモード」になってしまった彼は、
「まだまだ子どもと思ってたのに、女の子の成長は早いんだね」とか、「大きくなるにつれて母親に似るってのはありゃ本当だね」と、だいじな娘さんの話をいろいろと聞かせてくれた。
奥さんの手料理では「肉どうふ丼」がおいしい、という全くこの空間(だって、ラブホテルのジャグジーバスですよ)にふさわしくない情報まで披露される始末。
ますますエロから遠ざかってどうしようかと思ったが、しかし「牛肉とおとうふの他には何はいってんの?」と聞くわたしに「玉ねぎとエノキと、あとー」と答えてくれる表情は、可愛かった。普段の「女だけの家庭で若干押され気味の、でも優しいパパ」ぶりが、分かるような気がした。だから、
──せっかくひとが頑張ってふくらませたものを一瞬のうちにしぼませやがって!! こっちの気も知らないでもう!!
な気持ちはすぐに消えて、わたしはその人に好感さえ持った。

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